■ 源流フォトギャラリー =多摩川源流は自然の宝庫= ■
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2001年12月1日
多摩川源流研究所 所長 中 村 文 明 |
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水干に最初の一滴をしるす |
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多摩川源流に見せられて 源流の渓谷に足を向けて8年の歳月を経た。出会い滝、精錬場の滝、ヤソウ小屋の滝など大小13の滝が連続する竜喰谷は、源流の象徴的存在である。人間の侵入を拒み続ける大常木谷は決して一人では入谷できない。心の洗われる清流を讃える泉水谷は何回足を向けても飽きが来ない。大菩薩妙見の頭から流れ下り妙見五段の滝や天狗棚沢の怪しい美しさに彩られた小菅川。牛金淵や坊主淵など歴史とロマンに満ち源流随一の景観を誇る丹波渓谷。悠久の森に魅せられる三条谷。奇岩と鍾乳洞を抱く大雲取谷と日原渓谷。そして、「通らず」という悪場させ存在する一ノ瀬渓谷など源流域全体にのめり込んでいった。 |
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源流の長老に教わり「多摩川源流絵図」作成 この間、源流域のたくさんの方々に出会い、多くのことを教えていただいた。特に滝や淵、沢や尾根の地名とその由来を詳しく解説していただき、その現場を徹底して調査し、それをもとに「多摩川源流絵図」を作成することができた。調査のため5年間で420回源流を訪れた。今、小菅川の「源流絵図」の調査に取りかかっている。この中で、小菅村の方々と出会い、共に源流にこだわり、源流を知り、源流を生かしたまちづくりに知恵と情熱を注ぐことで意気投合し、多摩川源流研究所を設立する運びとなった。 |
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一世紀の歴史を刻む東京都水源林 源流域の塩山市一ノ瀬高橋、奥多摩町、丹波山村、小菅村一帯には、都民の大切な水瓶としての水源林がある。明治34年以来、東京都の水道水源林として一世紀に渡り大切に維持・管理されてきたため、手つかずの自然が広範に残されている。急峻な山々や渓谷の織りなす変化に富んだ地形は、四季折々の美しい景観を作り出している。新緑の眩しさや清冽な渓谷の流れ、紅葉の彩りの一つ一つが人間の心に沁みてくる。この手つかずの大自然と心を和ませる景観は、多摩川流域全体の貴重な自然の宝庫であり、共有の財産である。 今、源流域では急速な過疎化と少子化、高齢化を迎えて、山里の生活と文化の前途は必ずしも楽観できない。それ故、この源流部の知られざる自然と四季を流域の方々に知ってほしい源流域全体に新しい希望の光を注ぎたいと念願している。 |
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ぜひ源流に足を運んでほしい この源流ギャラリーには、62点の作品を準備した。その一つ一つに私の源流への想いが込められている。この源流域の豊かな自然を流域全体で守り育てていきたいし、次の次代を担う子ども達に受け継ぎたいと思う。 最後にお願いがある。流域の市民の中でさえ、多摩川の源流域が山梨県にあることは、あまり知られていない。多摩川の上流といえば、奥多摩湖が頭に浮かぶらしい。その上流に水を育む水源の森が山梨県にあることを流域の市民に知ってほしい。どうか、家族や友人、グループで塩山市や奥多摩町、丹波山村、小菅村にまたがる多摩川源流に足を運んでほしい。きっと素敵な自然と人情厚い人々との出会いが待っていると確信する。 |
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『一ノ瀬高原の秋』 |
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